1・2学年合同講座「ノーベル平和賞への道のり」
令和7年度第4回講座(1・2学年合同講座)「ノーベル平和賞への道のり」が6月5日に行田市民大学1期生の濵中紀子さんを講師に迎えて、日本被団協ノーベル平和賞授賞記念講演としてものつくり大学A3010教室で実施されました。
1.今村武蔵行田市民大学理事長から講師の濵中紀子さんの紹介
「行田市民大学の1期生、歴史文化グループで研究成果を2冊にまとめて自費出版し、運営委員として11年間、現在子ども大学支援部で活動されている。市民大学基本理念の「学んだことを地域に活かす」を実践され地区活動とともに日本被団協の事務局次長をされている。」と紹介した。
2.行田邦子行田市民大学学長(行田市長)挨拶
「教育長と共に郷土愛を育むとともに行田愛を持つ濵中さんのオスロでの貴重なお話を伺いたい。」と挨拶した。
4.ビデオ上映「長崎原爆を体験して」
行田市民大学1期生の金井義介さんが作製されたビデオの上映で濵中さんの長崎原爆体験とその体験にもとづく今日までの活動に感嘆し深い感銘を受けた。
5.TV放送録画「日本被団協にノーベル平和賞」授賞式
ノルウェー・オスロ会場からのノーカットTV放送版でノーベル平和賞授賞の様子を観た。日本被団協の田中熙巳代表委員の授賞あいさつで「いつ、加害者、被害者となるとも限らない」、「核兵器との共存は有り得ない」と言った言葉が心に残った。
6.講演「ノルウェー・オスロ ノーベル平和賞授賞式に出席して」
ノーベル平和賞授賞にあたり街中にノーベル平和賞の垂れ幕が掲げられ、折り鶴が飾られていたとオスロ市内の様子を紹介した。
また、短い滞在のなか、オスロ美術館でノルウェーの代表画家エドヴァルド・ムンクの「叫び」を見る念願が叶ったそうです。
質疑応答 世界各地で起きている戦争を早く終わらせたい、第3の被爆者を作らない、が被団協の立場ですと結んだ。
質疑を終えて、濵中さんは「本場、サーモンのお寿司がとても美味しかった。」「帰国の機中でCAから日本語でノーベル平和賞授賞のお祝いスピーチをいただいたことが嬉しかったです。」と披露されました。そして、代表団の渡航資金調達のためのクラウドファンディングについて、多くの皆さんからの支援に対するお礼がありました。
ノーベル財団が公式に販売している「ノーベルメダル型チョコレート」を持った濵中さんの笑顔が素敵でした。
濵中さん貴重な経験のお話をありがとうございました。