市民大学11期(2学年)「相続」について
令和3年12月9日(木)の当番は、福祉・健康Bです。
本日の講義は、「2時間でわかる!相続対策の基本と押さえるべき3つのポイント」です。
講師は、株式会社エフピーキューブの和知健次先生。氏は、1級ファイナンシャル・プランニング
技能士、相続診断士、経営者、株主・・・、7つの顔?を持つ、今回の講師にふさわしい経験と実績を
持つ先生です。
お話しも分かりやすく、非常に丁寧でした。以下、その講義の概要です。
記
1.日時・場所:令和3年12月9日(木)、グリーンアリーナ研修室
2.講師:上述の和知先生
3.講義の概要:
まず、「人生100年時代の3つの【いき方】」①活きかた、②生きかた、③往きかた。
今回の講義は、③の往きかた、の話。
第1部 相続の現状と問題点
●相続税課税対象者は増加傾向(相続税法改正により、H21年度分約4%→H30年度分
約8.5%と倍増)
●基礎控除(非課税枠)が減少
●すべての人に相続が発生する。相続が争続にならないよう「残す人」がいかに準備
するか、が大切。
第2部 相続対策3つのポイント
(1)遺産分割対策…「誰に」「何を」「どれだけ」「どのように」残すか
→ポイントは【感情】。世代間の意識の差により、予期しなかった相続人同士の「感情
の対立」が起こる可能性がある。事前の準備(対策)がとても重要!
(2)納税資金対策…「いつ」「いくら」「どのように」納付するか
→10か月以内、現金、一括納付、が原則
(3)税軽減対策…「どのように」税負担を軽減するか
→ア.自分で財産を使ってしまう、イ.財産は減らさずに、相続時の評価額を軽減する
(例えば、不動産投資など)、ウ.生前に財産を移転する
→→→このへんになってくると、素人では「???」。専門家に相談すべきか。
非常に内容のある講義でした。和知先生ありがとうございました。あっという間の2時間でした。