第10回講座1・2年合同講座「郷土の偉人 渋沢栄一」
9月21日行田市民大学、1・2年生合同の第10回講座が渋沢栄一記念館資料解説員の河田重三先生により【渋沢栄一 「忠恕」と「公益」】の内容で講演していただきました。
はじめに、渋沢栄一のプロフィールと2021年にNHK大河ドラマに関すること、および2024年に発行される1万円札の肖像等が紹介されました.
「忠恕」と「公益」ついては、思いやり真心を持ってみんなの為ということが説明されました。
その為の社会づくりとして
〇設立、経営に関わった企業・500社、携わった社会事業・600団体
1:金融の整備(おカネをまわす)
銀行 保険会社等を興す
2:インフラの整備(モノとヒトをまわす)
交通 エネルギー ホテル等を整備
3:生産力の向上(国内でモノの作れるようにする)
富岡製糸場 王子製紙等
4:株式会社制度(近代的な株式会社)の確立
5:人材の育成(実業・商業教育・女子教育・社会福祉をすすめる)
早稲田大学 深谷商業学校 聖路加病院
〇国際親善(民間外交)
4度の訪米等
「忠恕」と「公益」への道では、渋沢栄一が歩んだ内容が説明された
〇武州榛沢群血洗島村とその周辺
〇「中の家」・「東の家」・尾高家について
〇尊王攘夷
〇一橋家に仕官・幕臣
〇徳川昭武に随行してフランスへ
〇静岡、明治政府で仕事
〇官尊民卑の打破
以上の内容が説明されました。
最後に
〇尾崎行雄の栄一評
〇「忠恕」と「公益」の源泉として、勉学と鍛錬 家事の手伝い 家族・愛情 情報収集力(話を聞く) 判断力(意見交換) 人との出会い 偏見なし 全力
〇信念については、自分の利益、目先の利益だけでは人は幸せになれない。
渋沢栄一について多くの写真もあり、詳しくそして優しくご説明頂きました。
そして、最後の内容は、とても心に響く内容でした。
有難うございました。