この木の名前を知っていますか

行田市藤原町の八坂公園に行くと、次のような木が見られます。

葉は全て紅葉して落ちてしまいましたが、実だけがたくさん付いています。直径1.5-2cm程度の実ですが、鈴生りになっています。樹高は、大きいもので10メートル程度です。この公園だけで、同じ木が10本程度あり、この公園のメインの木になっています。下のように、実のたくさん付いた高木は見事です。

この木の名前は、センダンと言います。

夏の頃のセンダンは、次の写真のように青々としていますが、既にたくさんの実をつけています。

センダンというと、次の言葉を思い出す人も多いと思います。

栴檀は双葉より芳し(せんだんはふたばよりかんばし)

意味は、センダンは発芽のころから香気を放つ。「大成する人は幼少のときからすぐれているというたとえ」ということになりそうですが、実際は、「白檀 (びゃくだん)は発芽のころから香気を放つ。」という意味です。この混乱は、中国では、日本の白檀 (びゃくだん)のことを栴檀(せんだん)と言うそうで、中国語をそのまま日本語に訳してしまったことで発生している混乱だといことです。

このセンダンですが、埼玉古墳群の二子山の東側にも5m程度の木があります(写真下)。

 

 

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