台風19号による緑町周辺の浸水
台風の通過した13日(本日)の朝に忍川周辺の浸水状況について確認を行いました。
警察横の吾妻橋の忍川の流れの状況です。写真はクリックで拡大されます。
橋の下10cm程度まで水が迫っていました。台風のときは、橋が浸水していたものと思われます。
反対の橋げたには、水の後があり浸水の深さが分かります。30cm程度か。
橋の横の道路がほとんど水没しそうですが、実際に水没したようで、道路には川から流れたワラが溜まっていました。この近くでは、床上浸水になった家もあったようです。
吾妻橋の南側はさらに大変で、忍川とその西側(緑町)が水没しています。
消防車が来て、緑町の水を忍川に排水しています。
民家の水没状況は、床下浸水程度です。
ここでは、忍川の水面と道路の面がほとんど同じ高さになっています。
環境センターの裏側では、緑町の畑の水が、忍川に流れこむ寸前になっている跡がありました。
緑町の水の西側は、ベルクの駐車場まで水没させました。
緑町の浸水の原因は、忍川以外に水城公園の水の排水路(水城公園から行田中学校横の忍川への水路)にもあるようです。
下の写真は、行田中学校前の川の氾濫状況です。左の川が水城公園の水の排水路です。この排水路の水が氾濫するのは、忍川が満杯になっていることが原因と考えられます。
武蔵水路も見てきました。武蔵水路には水が流れていません。台風のときは、いつもこのように停止しています。
佐間水門を見てきました。門は開いていません。佐間水門は、忍川が満杯になったときに忍川の水を放流するための水門ですが、今回は開いていません。残念、きっと、荒川が満杯で放流ができないのしょう。何のための水門だったのでしょう。
水門を反対側から見たところです。水門にぎりぎり水が迫っていますが、門は閉まっています。これから先の忍川の川幅は、半分になります。水の流れは細くなり、忍川の水の排水は益々困難になります。
今回の台風では、大雨が行田、熊谷の近くを避けて通ったために、この辺の被害は少なかったようですが、川越のように大雨のゾーンに当たってしまった場合は、大変な被害が発生することも考えられます。
消防署南側の農地も水没していました。