13期生(2学年)第20回講座「行田の文学」

1月25日第20回講座が元さいたま文学館学芸員の若松良一先生により行われました。

 

内容は「行田・利根圏の文学(1)俳句 ―利根川の変貌と句の変化―」と題し、行田の歴史に欠かせない利根川の変貌を読んだ俳人と、その俳句を紹介されました。

紹介された俳人は8名で、それぞれの俳人の俳句を丁寧にやさしく、説明されました。

利根川はかつて自然の美に溢れ、産物も豊かで人間との関係が深かった。しかし近年は洪水対策等で河川改修が進み昭和43年に利根大堰が建設され、環境は一変しました。

それでも、現在作家たちは、利根川と人間の関係性を鋭敏な感覚で補いながら、俳句を詠み続けているとのことです。

 

講座は、俳句が読み上げられ、その情景が説明されると、目の前に昔の利根川の情景が現れるようで、とてもゆったりとした、また暖かく感じる時間を過ごしたような時でした。 

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