第10回1学年(12期生)忍城主はなぜ江戸幕府に重用されたか

2021年9月16日の行田市民大学講義は『忍城主はなぜ江戸幕府に重用されたか~「老中の城」の成立と変貌』という講義内容でした。講師は今年2回目の、行田市郷土博物館長鈴木紀三雄先生。「老中の城」という興味深いキーワードに1年生は興味津々の様子。

忍城主の時代を

1 松平家忠・松平忠吉時代 天正18年(1590)~慶長5年(1600)

2 幕領の時代 慶長5年(1600)~寛永10年(1633)

幕領とは天領ともいい徳川家の直轄地のこと

3 松平信綱時代 寛永10年(1633)~寛永16年(1639)

4 阿部家時代 寛永16年(1639)~文政6年(1823)

の4つに分け、それぞれ詳しく講義していただきました。

最後に

5「老中の城」の転換

のお話を聞き、文政6年(1823)の三方領地替えで忍十万石が誕生した話には、「なるほど、だから十万石まんじゅうなのか。」とみなさんがうなづいていました。

「おわりに」

のお話で、家康の忍城重視、幕僚時代の農村政策が忍藩の基盤になったこと、重要幕閣が忍城主に就任したことにより「老中の城」となったことなどをまとめていただきました。

 

1年生の講義も10回目となり、今回の授業の運営を手伝った6行田市を調べるグループのみなさんの挨拶で、無事、講義を終えました。

 

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