14期生2学年 第12回講座 消費者セミナー「安くて良い商品を買えるワケ」

今回は、公正取引委員会事務総局 官房総務課の汐元 伸之講師による、「私たちの暮らしと独占禁止法」副題「安くて良い商品を買えるワケ」について、講義を受けました。

汐元氏は、公正取引委員会(以降、公取)キャラクターの「どっきん」を手に講義を始めました。

公取については、新聞等メデイアでは良く、見聞きするのですが、実際どのような組織で依拠する法令については、意識したことがありませんでした。

公取は内閣総理大臣所轄の内閣府の外局として、「独占禁止法」を運用するために、昭和22年に設置されました。5名の委員からなる委員会に事務処理をするため927名の事務総局員から構成されています。

独占禁止法(以降、独禁法)について市場経済において自由競争を確保するために、事業者が守るべき4つの基本ルールの説明がありました。

1.私的独占、2.不当な取引制限、3.不公正な取引方法、4.企業統合の禁止

この後、代表的な違反行為と身近な違反事例について、紹介がありました。

今まで違反行為は、事業者間の問題としてしか把握しておらず、これが最終的には「消費者」の利益を確保することになるとまでは、あまり考えたことがありませんでした。

下請法は、公取が運用している法律であることも知りました。

時間がなくて、「景品表示法」についての説明がなされませんでしたが、本法は平成21年、公取から同じ内閣府に設置された「消費者庁」に移管されました。

景品表示法は、不当な顧客誘引を禁止する法律です。

会社を卒業して、独禁法や公取とは関係は無い生活に?と思っていましたがイヤイヤ身近には直接影響しそうな事例が多くあることを知りました。

公取に関わるメディアの情報も、消費者までの目線で読み取る必要性を感じました。

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