令和6年「子ども大学ぎょうだ」の最初の講義は入学式の直後に開講されました。
テーマは「行田市の偉人について」、講師は行田市民大学理事長 今村武蔵先生です。
新入生31人は入学式後、いきなり難しいお話でしたが、皆真剣に聞き入っていました。質問やクイズにも元気に答えて、ほんとの大学生以上のまじめさです。
さて、講義内容を以下ご紹介いたします。
行田市以外で活躍された偉人達の中から6人、地元で活躍した偉人の中から5人、合計11人の偉人を一人一人どこが偉いのか丁寧な説明がありました。
行田市の名誉市民は8人いらっしゃいますが、その中から3人が選ばれていました。
*行田市の名誉市民
林 頼三郎*(1878~1958)、大澤 龍次郎*(1887~1974)、村上 義之助(1888~1980)、松平 忠寿(1882~1982)、永沼 倉次郎(1895~1988)、永沼 運造(1921~1981)、奥貫 賢一*(1906~2002)、中川 直木(1913~2000)
行田市以外で活躍された偉人6人
小川 和正(1860~1931)
明治時代の写真家
千円札の夏目漱石、明治天皇大葬 |
|
小山 健三(1858~1923)
実業家・官僚
忍藩の神童、東の渋沢」「西の小山」 |
|
林 頼三郎*(1878~1958)
法律家・政治家
検事総長、大審院長、司法大臣、中央大学学長 |
|
大澤 龍次郎*(1887~1974)
実業家
大澤商店設立、新兵衛地蔵建立 |
|
湯本 義憲(1849~1918)
政治家・治水家
明治の治水王、岐阜県知事 |
|
江利川 毅(1947~)
大官僚(国家公務員)
2度の事務次官(内閣府、厚生省)
|
|
埼玉県から総理大臣を出したい。みんなの中(行田)から総理大臣になろう。
地元で活躍した偉人5人
川島 奇北(1867~1947)
俳人、政治家
正岡子規の高弟、須加村村長 |
代表的な俳句
二歳駒 買われて来たり 春渡船
書初めの 片仮名にして 力あり
つくばいに水はってあり 大牡丹
煤取りや ぷっぱらいたる 大藁屋 |
今津 徳之助(1854~1919)
実業家
忍町町会議員、忍町商工会会長、行田の渋沢栄一 |
郵便局設立、電話会社設立、行田電灯会社設立、馬車鉄道会社設立、北部鉄道(現、秩父鉄道)開設 |
橋本 喜助(1889~不明)
足袋産業、忍商業銀行取締、行田電灯会社社長 |
父親の初代喜助は「行田足袋の開祖」として有名 |
松岡 三五郎(1867~1930)
実業家(金融業)
忍商業銀行(埼玉りそな)・忍貯金銀行設立 |
忍商業銀行頭取、忍貯金銀行頭取、埼玉農工銀行取締役、武州銀行取締役、武州貯蓄銀行取締役、行田電灯(株)監査役 |
奥貫 賢一*(1906~2002)
政治家
初代行田市長 |
|
その後、現在、行田市長のもと検討中の行田9年制義務教育校(小中一貫校)の話、そして、今日参加の小学生が頑張って勉強することを祈って終了となりました。