第12期生(2学年)第18回講座 忍のぎょうだの「昔ばなし」を受講して

行田市民大学第12期生(2学年)第18回講座 忍のぎょうだの「昔ばなし」が、1月12日(木)に令和5年の年初めの講座として実施されました。

忍の行田の「昔ばなし」語り部の会(行田市民大学卒業生のボランティア活動グループ)の皆様による行田市民大学出前公演で5演目を聴講しました。

1.常慶院都留姫様(創作) 琴と語りです。成田氏の姫様のものがたりです。常慶院は秩父線持田駅の前にあります。都留姫と下級武士の弥助との悲恋物語です。姫に恋い焦がれた身分違いの息子を殺害した父母の苦悩。都留姫は、事の次第を知り、慈悲深く42歳で出家し15年後に世を去ったとのことです。琴の音と語りがマッチして素晴らしいです。 演者は会長 平井 ユリ枝様

2.権八物言い地蔵(城西) 物言い地蔵は、鴻巣と吹上の境、熊谷の久下の2か所にあるようです。「白井権八」本名は平井権八の鈴ヶ森で張り付けの刑となったものがたりです。追い剝ぎ、辻斬りをした権八。「今のことは、他言は無用」と地蔵に語り掛け。「雉も鳴かずば撃たれまいに~」「お若いの~、お待ちなせ~」 演者は佐藤 泰司様

3.矢田家の狐壺(城西) 領地替えに伴い桑名(松平家)から移り住んだ矢田万平が居た忍城下の日常のものがたりです。家人に慣れた狐に、「たまには、変わった物を持ってこい。」と言いながら隣家の吉田家から頂いた貴重な蝦夷地からの身欠きにしんを与える。すると、不思議な壺が置かれていた。それは何と、南蛮渡来の壺であった。 演者は小堺 百合子様

4.蚊っ喰い塚(皿尾) 皿尾には罪人の「お仕置き場」がありました。たたりのものがたりです。因縁ばなしです。皿尾の雷電神社の先、堀がある。皿尾城の跡。「1本木」と呼ばれる欅あります。 演者は大澤 勝次様

5.古代蓮物語(創作) 語りと琴の伴奏です。古代蓮(行田蓮)の誕生を万葉集の時代に馳せた悲恋に寄せたものがたりです。恋に落ちる。別れの日に「蓮の花の咲くころに迎えに来る。」待てども都からの便りはなし。埼玉の津。あかつこ。ワカタケル大王。雄略天皇。115文字金錯銘鉄剣。古墳時代のドラマのような語りでした。「埼玉の小埼の沼に鴨ぞ翼きる」を思い出しました。 演者は語り:相原 香保留様 琴:平井 ユリ枝様

忍の行田の「昔ばなし」語り部の会の皆さんが用意された舞台セット、衣装、そして琴の音、高尚な語りにより新春のひと時を楽しく過ごさせていただきました。

後半は、3月に行田市民大学卒業を迎えるにあたり、行田市民大学創設理念である豊かな地域社会づくりに貢献し、日々を充実させるため、卒業後の新しい日常について、多種多様なボランティア活動、団体の紹介講座を受講しました。

 

 

 

 

 

 

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