北小学校わくわくクラブ「行田の昔ばなし」

12月13日(火)に行田市北小学校で、わくわくクラブで「行田の昔ばなし」が開かれました。

最初は、「忍の行田のかたりべ」の会の会長さんの平井ユリ枝さんから挨拶がありました。

最初の演目は、富田祐子さんの「おくりおとか」です。

「おとか」とは「きつね」のことです。むかし、埼玉に出現したきつねの話です。いきなり生徒から出演者の年齢の質問が出てびっくりです。最初は、方言や昔ことば、昔風の人の名前に沸いていた子供たちでしたが、次第に話に集中して行きました。建具屋のトメさんが、行田に行った帰りに暗くなってしまうと二子山の近くで「きつね」に後をつけられた。という話でした。最後のこどもたちの質問は、「おとか」って何だ。

次の演目は、土屋真理子さんの「春日さまの狐の嫁入り」です。

春日様の夏祭りの太鼓の音が聞こえてくる。暗くなったころ春日様の方向にきつねたちの嫁入り行列が夜の野原に表れる。そばによると見えなくなる。これはきつねの嫁入りといわれる。後で見ると道路にはたくさんのきつねのフンが落ちていた。最後は子どもたちのはやりのブラボーの歓声が聞こえた。

最後の演目は、佐藤泰司さんの「善六のだんご」です。

知恵おくれの善六に母親が団子づくりを教えた。「善六のだんご〰」と売り歩いた。商売はうまくいった。ある夏の夕方に夕立の中を行田の隠居が善六のだんごを買った。隠居は善六に親切にしようとした。善六は人を喜ばせるために「善六のだんご〰一つ一文」と一途に働いている。善六の評判は忍城下で高まった。

3つの話の印象はどうだったかという出演者の質問に子供たちの反応は、「面白かった」でした。

続いて、平井ユリ枝さんの琴の演奏と子どもたちの歌「さくらさくら」があった。

その後、子どもたちに、琴で「さくらさくら」の演奏に指導が行われた。

琴は、雅楽の伴奏として平安時代に入ってきたというが、平安時代の琴を弾くためのツメ(琴爪)を見せていただいた。

平安時代の琴のツメ

現在の琴のツメ(ツメが長い)

本日は大変にぎやかな観客でしたが、それなりに集中していてよかったと思います。

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