市民大学1学年(12期生) 郷土の歴史を学ぶ

郷土の歴史を学ぶ授業で、行田市郷土博物館長 鈴木紀三雄 先生の講義を受講しました。

今回は「幕末の忍藩から戊辰戦争まで」のお話で、松平下総守家の藩主について詳細に学ぶことができました。忍藩が阿部氏の後、松平氏になって明治維新を迎えたことは知っていましたが、「下総守家」という名前は知りませんでした。初代の松平忠明は奥平信昌の子でしたが、徳川家康の長女亀姫が母親だったので、大坂冬の陣、夏の陣で手柄を立て、松平を名乗ることになったのですね。その後の藩主のことは、初めて知りました。溜間詰の格式の高い大名だったのですね。

忍藩は10万石とばかり思っていたのですが、伊勢や越後にも藩領があり、実高が14万石余りあったのですね。幕末に房総半島の警備にあたっていたことも知りませんでした。明治維新で忍城が廃城になり、建物が売却されてしまいました。その後長い期間、跡地がグラウンドになり、川沿いに中央小学校があった記憶があります。現在は、三階櫓が再建され、郷土博物館も整備されて、歴史ある街として誇らしく感じています。

先生の明解な語り口に、興味深く拝聴できました。

講義する鈴木館長

 

 

受講風景

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